お掃除の時期1年のうちで大掛かりなお掃除をする時期は、お正月、お盆、春と秋のお彼岸前の合計4回を目安として下さい。最低でも2回は行って下さい。普段ホコリや汚れが目立つ時、仏壇専用毛ばたき(以下毛ばたき)や布でその部分だけを掃除して下さい。 |
お掃除道具毛ばたき、布、艶だし液、白手袋 毛ばたきの毛の落ちるもの、芯の出ているものは、仏壇・仏具に傷をつけるので、ご注意下さい。 |
手順
白手袋を両手にはめ、三方開きの仏壇は開け、すべての仏具等を仏壇から取り出します。元通りに戻す自信のない方は、あらかじめ写真を写すか、仏具の配置をメモして下さい。
|
||
何年もお掃除をしておらず、塗りの部分(金箔・金粉部分はダメ)で汚れがひどくホコリがこびりついたり、積もったりしている場合は、布をお湯に浸し、それを充分絞ったもので拭き取って下さい。その後、すぐに水分を乾いた布で拭き取って下さい。汚れがひどくない場合は必要ありません。
|
||
上部から毛ばたきで隅々まで丁寧にホコリをはたきます。扉、彫刻、屋根等の金箔・金粉部分でホコリや汚れが目立つ所は、はたいて頂いて結構ですが、金箔のはげや破損に注意して行って下さい。はたいてもホコリや汚れが取れない場合でも、布でこすったりしないでそのままにして下さい。どうしても気になるようでしたら、当店にご相談ください。
|
||
塗りの部分は毛ばたきで、はたいたあと乾いた布で丁寧に拭いて下さい。乾いた布だけで取れにくい場合は、艶出し液を布に少量つけ、伸ばすように拭いて下さい。特にロウソクや線香の油煙が付き易い上部や手の油が付き易い扉、障子のふち等は艶出し液を付けないと取れない場合があります。
|
||
仏具も仏壇同様に、木製仏具の塗りの部分(金箔・金粉部分はダメ)や三具足・五具足・輪灯等の金属仏具で汚れがひどくホコリがこびりついたり、積もったりしている場合は、布をお湯に浸し、それを充分絞ったもので拭き取って下さい。その後、すぐに水分を乾いた布で拭き取って下さい。瓔珞は取れる可能性がありますので、いくら汚れていても、毛ばたきでやさしくはたくだけにして下さい。汚れがひどくない場合必要ありません。
|
||
金属仏具で色付け(黒っぽい色)や金メッキ・セラミック加工を施してある三具足・五具足・輪灯等は乾いた布で丁寧に拭いて下さい。表面の加工が剥がれる可能性があるので、艶だし液や真鍮磨きで磨かないようご注意を。色付け(黒っぽい色)や金メッキ・セラミック加工を施していない三具足・五具足・輪灯等は真鍮磨き等で磨いても大丈夫です。
|
||
きれいになったお仏壇に仏具を元あった場所に戻します。三方開きは閉めます。三方の栓をお忘れなく。これで、お掃除完了です。 もし、万が一金粉・金箔がはげたり、塗りにキズがついたりした場合は当店へご相談下さい。責任を持って修理させて頂きます。なお、当店では、プロの掃除を行っておりますのでご利用下さい。 |
木製仏具の場合
上部から毛ばたきで隅々まで丁寧にホコリをはたきます。扉、彫刻、屋根等の金箔・金粉部分でホコリや汚れが目立つ所は、はたいて頂いて結構ですが、金箔のはげや破損に注意して行って下さい。はたいてもホコリや汚れが取れない場合でも、布でこすったりしないでそのままにして下さい。どうしても気になるようでしたら、当店にご相談ください。
|
||
塗りの部分は毛ばたきで、はたいたあと乾いた布で丁寧に拭いて下さい。乾いた布だけで取れにくい場合は、艶出し液を布に少量つけ、伸ばすように拭いて下さい。特にロウソクや線香の油煙が付き易い上部や手の油が付き易い扉、障子のふち等は艶出し液を付けないと取れない場合があります。
|