リビングに置くのか、畳のお部屋や茶の間に置くのか。リビングボードやチェストの上に置くのか。置き場所によってお仏壇の選択基準が大きく違ってきます。
最近は、リビングルームや茶の間に置かれる事が多い様ですが、故人と身近にいたいと言う願いから、おばあちゃん・おじいちゃんのお部屋や、ご自分のお部屋に余り大きくないお仏壇を置かれることもあります。
座るのは苦手というご年配の方も多いと思いますが、新しい形のモダンなお仏壇は、下台の部分が高いので座高が高くなり、イスやスツールに腰掛けて楽にお参りできます。
カーぺットなどを敷いたお部屋に置かれるご家庭も多くなっております。
あまり広くないお部屋に置かれる場合は、背の高いお仏壇だと圧迫感を感じます。
和室に置かれる場合は、座ってお参りすることが多いと思いますが、お仏壇の下台部分が低い伝統的なお仏壇は、座高が低くて座ってお参りしやすく、和室にもよく調和します。
フローリングのお部屋や和室の場合でも、置かれている家具や、壁面の色調や素材、インテリアとの相性にもご注意していただくと良いと思います。
お仏壇は、家族の大切な思い出につつまれて語れる、暮らしのなかの祈りの空間です。
これからずっと永く身近に置くものですので、お部屋との調和は大事な点です。